vol.1 花粉症(1) 2008・1・7|兵庫県神戸市「兵庫」駅から徒歩2分の耳鼻咽喉科。

深澤耳鼻咽喉科

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深澤耳鼻咽喉科通信

vol.1 花粉症(1) 2008・1・7

日本人の約2割に発症するといわれる花粉症の季節がまもなくやってきます。
くしゃみ、鼻水、鼻つまり、目のかゆみ、が主な症状で、微熱やのどのイガイガ感、咳がでることもあります。
  ご存知のように、花粉症を引き起こす相手(アレルゲン)は、春の場合“スギ”、“ひのき”、“やしゃぶし”らの花粉が中心となります。特に、スギ花粉は一度に大量に飛散し、風にのって100km以上飛ぶこともあります。したがって、近くにスギの木がない都会にもスギ花粉は舞い降りて花粉症患者さんを悩ませることになります。
  花粉症がなぜ起こるかについては、次回お話することにして目前に迫ってきた花粉症シーズンでの対処法・治療について簡単に解説します。
対策:花粉を吸い込まないこと。
これは当たり前で、鼻粘膜・のどの粘膜・目の結膜に花粉が付着しなければ症状はでないということです。外出時は、大きめのメガネをかける、マスクをする、帽子をかぶる、帰宅時は外で衣類についた花粉を払い落とす、などなどが推奨されています。この時期、毎朝報道される花粉情報を参考に(雨の後に晴れて気温が上昇するときは特に多くのスギ花粉が飛散します)花粉の多いときは外出を控えるなど。
しかし、実際にはいろいろ大変です。めがねは相当しっかりとしたものでないと、花粉は容易に侵入してきますし、マスクも密着したものでないと有効ではありません。この格好で街を歩くのも、オシャレをしたい方には、“ちょっと”、と思われるかもしれません。
薬による治療抗ヒスタミン・抗アレルギー薬による内服、鼻腔噴霧薬、目薬などが使用されます。くしゃみ・鼻水には、抗ヒスタミン作用を持つ薬が有効です。眠気やだるさの副作用を持つ薬もありますが最近では眠気がないか、あっても非常に少ない薬が主流です。鼻つまりには、抗ロイコトリエン薬などの薬があります。鼻腔噴霧薬は、ステロイド薬、抗ヒスタミン薬、血管収縮薬などがあります。鼻つまりには、血管収縮薬は即効性があるのですが、使い過ぎると効かなくなったり、逆に粘膜が腫れて症状が悪化することがあります。ステロイド薬は鼻腔噴霧であれば副作用はほとんどありません。ただし、効果がでるのには2,3日かかる場合もあります。
初期治療花粉が飛ぶ少し前からあらかじめ薬を飲んでおくと花粉がやってきても症状が軽くてすむ、というものです。スギ花粉症であれば、1月末から2月初めからスタートするのがいいでしょう。ただし、個人差、その年の花粉飛散量によって効果が変わります。今年、関西では昨年より少ないとの予想が出ています。
手術治療一般には、年中鼻がつまるアレルギー性鼻炎(アレルゲンがハウスダストなど)に対して行うことがありました。ただし、毎年花粉症に悩まされて、特に鼻つまりがひどい方には、花粉飛散前(前年12月から当年1月末までが望ましい)に鼻粘膜を処理(当院ではラジオ波による粘膜焼灼を行っています)しておくと症状が抑えられます。ただし、個人差があること、目のかゆみには無効です。

*受験シーズン、年度末などいろいろと行事の多い季節と重なります。花粉症の方は体調を十分整えて上手にのりきることを心掛けてください。

 

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