vol.3 花粉症(3)|兵庫県神戸市「兵庫」駅から徒歩2分の耳鼻咽喉科。

深澤耳鼻咽喉科

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深澤耳鼻咽喉科通信

vol.3 花粉症(3)

3月に入ると、スギ花粉も本格的に飛散してきます。中旬にはヒノキ花粉もそろそろ飛んできます。両方のアレルギーのある方は5月の連休あたりまで症状がつづくつらい季節です。
今回は、一般的に花粉症対策・話題などをお話します。

1:マスクとめがね
花粉症の第一の対策は、花粉を吸い込まないことに尽きます。従って、外出時のマスクはかなり有用です。ただし、数十ミクロンの花粉をブロックするためにはきめの細かいマスクであること、マスクと顔の間になるべく隙間がないものであることが重要です。 眼のかゆみも嫌な症状のひとつですが、めがねをかけることで結膜への花粉をブロックすることも可能です。ただし、スキーのときに使うゴーグル程度のものでないと有効ではないようです。大き目のめがねでも隙間だらけですので花粉をブロックすることは困難です。
* 外出から帰宅する際、部屋の外で、しっかりと衣類など付着した花粉を落としてから入るようにしましょう。

2:メンソール系のキャンデーなど
メンソールのキャンデー・ガムなどは口にいれたとき、“スー”とします。これは鼻のどの粘膜にある“冷たい”という感覚が刺激され、鼻つまり感がましになります。ただし、ずっとなめていると慣れてしまいます。

3:各種お茶など
テン茶など、いろいろなお茶が花粉症に有効であるとの情報もありますが、残念ながら科学的・医学的にその有効性は証明されていません。ある特定のヨーグルトについては有効かもしれない、と考えられていますが、まだ十分なデータがないのが現状です。

4:あったかい蒸気を吸い込む
44℃程度のあたたかい蒸気を鼻に吸い込むと鼻粘膜の腫れがとれて鼻症状が落ち着くことがあります。鼻粘膜の血管などに分布する自律神経が落ち着くためと思われます。また、お風呂に入ったときは、全身の血行がよくなるため鼻つまりが解消されることもよく経験します。

5:ディーゼルエンジンの排気ガスの影響
動物実験上では、ディーゼルエンジンからでる排気ガスに含まれるDEPと呼ばれる粒子が花粉症を発症させたり、悪化させるとこが示唆されています。しかし、ヒトにおいては科学的にDEPの影響は証明されていません。空気のきれいなところでも、都会のDEPの多い環境であってもスギの花粉にさらされていれば花粉症の発症率に差がない、との研究結果もあります。

6:寄生虫をかう??
ちょっとショッキングなことですが、寄生虫がヒトの体内にいるとアレルギーが抑制される、ダイエットになる、との話題がありました。しかし、その後、それを否定する見解もだされ、寄生虫が存在することの有害なできごとを考えると、もちろんお勧めできる方法ではありません。

* 花粉症は、戦後の大量のスギ植林による花粉量の増加も大きな要素と考えられています。また、食生活の変化(欧米化、タマゴ・肉食の増加)も影響しているとの考えもあります。
いずれにしても、食生活も、生活リズムもバランスよく過ごすことが花粉症などに対処する基本的な心がけといえると思います。

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