vol.26 花粉症(前編) 2010.2|兵庫県神戸市「兵庫」駅から徒歩2分の耳鼻咽喉科。

深澤耳鼻咽喉科

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深澤耳鼻咽喉科通信

vol.26 花粉症(前編) 2010.2

image048この時期の恒例になりました。いまや、日本人の20-25%程度が花粉症ではないかと、言われています。花粉症とは、花粉に対するアレルギー反応が、鼻や目、のど、皮膚などにおこる病気のことを言います。

 
  アレルギー反応とは、自分の体が持っている以外のたんぱく質が、体に入ってきたときにそれを排除しようとする反応です。みなさんの体で、この反応は起こっているのですが反応が過剰(過敏)に起こったときにいろいろな症状が出てきます。
  自分の体以外のたんぱく質は、花粉以外にも、ダニなどの昆虫の死骸、ネコ・ハムスターなどペットのフケ、カビなどがあります。これらは、鼻、くち・のど、目の粘膜に直接接触するので(皮膚でも反応がおこることがあります)、これらの部位で症状がでてしまいます。アレルギー反応が花粉相手におこる場合を花粉症といいます。
  アレルギー反応は、生後すぐにはおこらず、ホコリ・花粉などを吸い込んでいるうちにアレルギーの体質を獲得してしまいます。ハウスダスト(ホコリ)は常に吸い込んでしまうので、ハウスダストアレルギーは小さなお子さんでも発症することが多いのです(喘息も)。スギ花粉などは、季節のものですから少し大きくなってから発症します。

これらのアレルギー反応は、同じような生活をしていても、過敏にでたり、なんともなかったりします(たとえば、花粉症になる人・ならない人)。
これは、アレルギー反応を起こす仕組みでの遺伝子の差によると考えられています。ご両親が花粉症であった場合、そのお子さんが花粉症になる確率は約50%ともいわれています。残念ながら生まれつきそのような遺伝子をもった方は、いろんなたんぱく質(スギ花粉やら、ほこりやら)に曝されているうちにアレルギー疾患(花粉症、小児喘息など)になってしまうようです。
  花粉症の症状は、鼻水・くしゃみ、鼻つまり、目のかゆみ、から咳、皮膚のかゆみ、などです。風邪の症状と似ていることもありますが、以下にその差を記しておきます。

image050*今年の、スギ・ヒノキ花粉の飛散量は例年より少ないと予想されています(昨年は多かったです)。しかし、少量でも花粉が鼻、目、のどに付着してしまったらアレルギーの反応はでちゃいますので、花粉情報などに注意し、花粉飛散の多い日の外出時はマスクなどで予防しましょう。

*口腔アレルギー症候群:リンゴ、メロン、バナナなどの果物、小麦、大豆、たまご、ソバ、エビ・カニなど食べ物でもアレルギーの反応がでてしまう方もおられます。ただし、これら食物アレルギーの反応は、のどの粘膜の急激な腫れを起こすことがあったり(息ができなくなる)、全身にアレルギーの反応がおこることもあり、危険です。

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