vol.34 異常気象?と花粉症 2011.1-2|兵庫県神戸市「兵庫」駅から徒歩2分の耳鼻咽喉科。

深澤耳鼻咽喉科

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深澤耳鼻咽喉科通信

vol.34 異常気象?と花粉症 2011.1-2

 昨年の夏は異常な猛暑となり、9月の終わりころまで、暑い日が続きました。連日、テレビや新聞で地球温暖化・異常気象、熱帯夜の新記録など、、、、
また、今年はまれに見る大雪で年が明けました。
  image068さて、年が明けて、今年もスギ・ひのき花粉症の季節となります。昨年秋ころに発表となった今年のスギ花粉の飛散予想では、昨年の10倍程度とされていました。10倍と聞くと、とんでもない花粉量と思うのですが、2010年春のスギ花粉飛散量はとても少なく、今年はその10倍程度ですので、実際は例年程度の花粉飛散量になるようです。
  とはいえ、昨年あまり症状が出なかった花粉症の方も、今年はそれなりの対策を考えたほうがよさそうです。

  スギの木の成長、雄花の花粉の成育状態は、前年夏の気象条件にかなり左右されると言われています。寒くて、日照の少ない夏ではスギ花粉の成育が悪く、翌年の春の花粉飛散量はすくなくてすみます。
以前は、3年周期説といわれて、スギ花粉は3年に一度大量に飛散するといわれたこともありましたが、必ずしもそうとも言えないようです。ただ、2年連続で大量飛散となることは無いようですので、たくさん花粉を飛ばした次の年は、スギの木も休憩するのかもしれません。

  この時期になると、新聞・テレビなどで、その日、あるいは週間で花粉飛散予想が報じられます。気温、天候などの予報に照らし合わせて予想が出るのですが、かなり当たりますので、是非、花粉症の方は参考にするといいと思います。
花粉飛散が多いと予想される日に外出するときは、マスクなどでなるべく花粉を吸い込まないようにしましょう。ただし、隙間のあるマスクでは、あまり効果がないので、しっかり鼻・口元に密着するタイプがよいと思います。

 最近、花粉症の治療において、花粉が本格的に飛び始める前から、あらかじめ薬を飲んでおく、という初期治療が有効である、との報告が出ています。以前、私自身は、“ほんまかいな?”と思っていましたが、いろんな施設・大学病院からの論文・報告では、確かにある程度有効なようです。ただし、あらかじめ薬を飲んでいたからまったく症状なしで過ごせるわけではなく、症状がでてから薬を始めた場合に比べて、症状が軽くてすむ、ということです。
  例年では、スギ花粉の場合、2月20日過ぎあたりから本格的に飛散しますので、2月上旬から、治療を開始するのもいいかもしれません。
 
  image070花粉飛散が大変多い、と予想されていても、2-3月の天候により、案外少なくなることもあります。
  さて、今年の花粉はどうでしょうか?

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