ワクチン接種情報

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「予防接種とは?」から「当院での摂取」まで。ワクチン接種情報

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予防接種とは?

生まれてきた赤ちゃんは、お母さんからもらった病気に対する抵抗力(免疫)を持っています。
ところが、生まれて3-12ヶ月すると、例えば“麻しん(はしか)”などに対する免疫は失われて行きます。
そこで、赤ちゃんの免疫を自分の体で作る手助けをするのが予防接種です(ワクチンをうつ)。

“麻しん”や、“百日咳”などの病気を原因であるウイルス、細菌などの毒素などの力を弱めてワクチンを作成し、これを体に接種(多くは注射)して、本当の病気に罹らないように免疫をつくるのが予防接種です。
予防接種をすると、その人の体の中に、例えば”麻しん”なら、麻しんウイルスに対する抗体が出来ます。その状態であれば、もし麻しんウイルスが体に侵入してきても、麻しんウイルスに対する抗体がすぐに麻しんウイルスにくっついてウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスをやっつけやすくすることで、麻しんの感染を防いだり、もし罹っても症状が軽くてすむ様になります(例外ももちろんありますが)。

もし、予防接種をしなかったら???
現代社会のようにワクチン製造などがなかった時代は?

人は、自然にいろんな感染症に罹って、それで自然に免疫を獲得してきたわけです。ウイルスによる感染は、伝染力の強いものであれば、あっと言う間に社会に広がり、沢山の人々が感染し大変なことになります。例えば、ほんの数十年前には、インフルエンザが大流行し、沢山の方々の命が失われた時代もあります。
また、ウイルスによっては、その感染によって、髄膜炎・脳炎に進展し、命に関わるものもあったり、難聴をきたす可能性のある“おたふく風邪(流行性耳下腺炎)”などのウイルスもあったりします。
また、病気の流行で、社会生活機能が破綻する恐れもあります(多くの人が同時期に仕事が出来なくなったことを想像してみてください)。つい最近、大騒ぎになった、“新型インフルエンザ”なども、適切な対策を取らなかったら大変なことになっていたかもしれません。

実は、私は幼少期に“麻しん(はしか)”に罹ったそうです。私の同い年の従兄弟も同時に感染しました。私は、どうにか乗り越えたのですが、布団を並べて闘病していたその従兄弟は、残念ながら亡くなってしまったそうです。母や、叔母からその話を、小学生ころに聞かされ、なんとも複雑な気持ちになったことを記憶していますし、今でも、同い年の従兄弟が幻の存在であることが残念でなりません。

予防接種は、幼少時の怖い感染症を防ぐ、あるいは罹っても軽く済ませるための方策です。日本における乳幼児の死亡率が非常に低いのにも寄与していると考えます。また、怖い伝染病を撲滅する意味でもワクチン接種が有効と考えられます。

最後に、予防接種は、ウイルスを弱くしたり無毒化したものを接種する方法です。ヒトの体にとって異種のたんぱく質を接種することになります。従って、アレルギーの過敏な反応が起こったり、弱くしたウイルスに反応して、熱がでたりすることもあります。残念ながら、今の予防接種ではそれらの反応を皆無にすることは出来ません。アレルギー反応などで重い症状がでたりする場合もありますが、その発生率はきわめて少ないといえます。しかし、そういったことも起こりえるということをよく理解していただいて、予防接種に望んでいただくのが良いと思います。

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当院で可能な予防接種(ワクチン接種)

  1. インフルエンザワクチン
    毎年10月から1月末ころにかけて接種します。研究機関が、その年に流行するであろうインフルエンザウイルスの型を予想してワクチンが作成されます。今年も、新型AとA(ソ連とか、、)とBの3種類が含まれます。*卵を用いてワクチンを作成します。タマゴアレルギーの人には接種できないことがあります。
  2. 3種混合ワクチン(ジフテリア、百日咳、破傷風、DPTワクチンといわれます)
    ジフテリア、百日咳、破傷風に対するワクチンです。このワクチン接種で、ジフテリアの発生はほとんど0で、百日咳も減少しているようです。
  3. 麻しん・はしか(MR)ワクチン
    一時期、MMRワクチン接種(麻しん、はしか、おたふくかぜ)で重い反応がでたため、強く推奨されていなかったワクチンの一部です。現在では、MRワクチンとして、麻しん・はしかの2種類がはいったワクチンとして積極的な接種が行われています(現在では重い反応は百万人―数百万人に一人くらいとされています)。6,7年まえ、20歳くらいの方々に麻しんが流行してしまい、ふたたび接種が推奨されてきています。できればこれらの感染症を撲滅したいものです。
  4. 日本脳炎ワクチン
    このウイルスは豚の体内で増殖し、“カ”を介してヒトに感染します。感染すると脳炎になったり、神経障害が起こったりするため、重要な感染症となっています。
  5. Hib(ヒブ)ワクチン(インフルエンザ菌b型に対するワクチン)
    1歳未満の髄膜炎の原因として、インフルエンザ菌b型が良く知られています。インフルエンザウイルスとはまったく別で、ウイルスではなく細菌です。H20年末から、ようやく日本でも導入され、欧米ではこのワクチンによって、この細菌による重症感染症が減少しています。このワクチンも今のところ助成されています(次年度以降は不明)。
  6. 小児用肺炎球菌ワクチン
    Hibワクチンと同様に、肺炎球菌という細菌に対するワクチンです。現在、助成対象のワクチンです(次年度以降は不明)。
  7. おたふくかぜワクチン(流行性耳下腺炎ワクチン)
    幼少児で流行する耳下腺が腫れる有名な感染症です。我々耳鼻咽喉科医師にとって、おたふくかぜは嫌な感染症です。それは、数千人に一人の割合で(統計によってはもっと多いとの報告もあります)、難聴・めまいがおこるのです。しかも、難聴については重症のことがほとんどで、残念ながら治療効果もほとんどないのです。
    できれば、このワクチンも助成があればいいのに、といつも思います。
  8. 子宮頸がんワクチン
    子宮頸がんの発生原因としてヒトパピローマウイルスがあります。中学1年から高校1年の女子に対して助成事業があります(現在のところ、H23年9月までに開始される方は対象となりますが、次年度以降は予算がつくか、まだ不明です)。当ワクチンは、初回、1月後、6月後の3回接種が必要です。
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