vol.15 花粉症グッズは有効か? 2009.3|兵庫県神戸市「兵庫」駅から徒歩2分の耳鼻咽喉科。

深澤耳鼻咽喉科

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深澤耳鼻咽喉科通信

vol.15 花粉症グッズは有効か? 2009.3

―今回は私の私見ですー
  3月は毎年、もっとも花粉症の症状が強くでる時です。今年のスギ花粉は例年より早く飛び始めて、さらに平成7年(大地震の年)に次ぐほどに花粉飛散量が多い、と予想されました。実際、昨年よりも症状が早く、きつい方も多いと思います。
  我々、街医者(あえて町ではなく、ここは都会なので)は、なるべく楽に過ごしていただけるように、飲み薬、点鼻、点眼薬、時には手術などの方法を駆使しています。
  しかし、この時期になるとTVや雑誌などで、いわゆる花粉症対策グッズなるものが大々的に宣伝され、企業にとってはビッグビジネスとなっているようです。しかし、本当に効果はあるのでしょうか?
  以下は、まったく私の私見であります。有効性を否定するものではありませんが、逆に有効であったという科学的なデータはほとんどありません。
(1)マスク:これはかなり有効であると思います。通常のマスクでも花粉をブロックすることは可能です。マスクと顔の隙間から鼻へ花粉が入る恐れがあるので、なるべく顔にフィットするマスクがより有効です。ただ、帰宅してマスクを外すときに、マスクの外についた花粉を吸い込まないようにしないと、意味がありません。霧吹きで外側を湿らせてから外すのもいいかもしれません。
(2)めがね:ダテめがねでいいのですが、これも隙間から花粉がはいる可能性が高く、通常のめがねでは効果を望めません。スキーのときのゴーグルタイプならいいのですが、ちょっとあやしいし、かっこ悪いでしょうか。ちなみに、コンタクトレンズは、点眼薬が使えないので、なるべくこの季節はめがねにした方がいいでしょう。
(3)はっか味のキャンデー:メンソール系のにおい刺激は、鼻・ノドの粘膜にある冷感刺激を引き起こすので(ヒヤッとした感じ)、しはらく鼻が通った感じになります。でも、しばらくです。
(4)なんとか茶:どうも日本人はお茶の効能に弱いような気がします。脂肪を寄せ付けないお茶とか、燃焼させるお茶とか、、、、残念ながらそのようなお茶を飲んでやせたヒトを見たことがありませんし、毎日のめるのでしょうか?花粉症に有効というお茶も、残念ながら存在しないようです。
(5)ヨーグルト:一部のヨーグルトが有効との報告があったようなのですが、その後の報告がありません。残念ながら少なくとも花粉症を改善させるヨーグルトもまだ無いようです。
(6)そのほか各種健康食品:これも、どの食品、サプリメントも科学的に実証された有効性はないと思います。
(7)花粉進入防止グッズなど:網戸に取り付けるシート状のものとか、花粉専用除去スプレーとか、専用のティッシュとか、鼻の入り口に装着するフィルター?まで(鼻水が多いときはどうするのだろう?)。 花粉症季節だからといって、特別な掃除器具や薬剤は必要ないと思います。
スギ花粉は正午から午後2時ころに飛んでくることが多いので、洗濯もの、布団などは、なるべく早く取り込んだほうがよさそうです。部屋に干すのもいいのですが、毎日だといかがなもんでしょう。
(7)おまけ:以前、寄生虫を飼うと(おなかにですよ!)アレルギーがましになるといった某大学助教授がおられましたが、否定的な学術報告もあり、あまり推奨できたものではありません。

*おもいつくままのお話でしたが、高価な花粉グッズや有効性の無い食品などにまどわされないで、なんとか乗り切っていただきたいです。

 

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