vol.48 耳が詰まった感じがする|兵庫県神戸市「兵庫」駅から徒歩2分の耳鼻咽喉科。

深澤耳鼻咽喉科

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深澤耳鼻咽喉科通信

vol.48 耳が詰まった感じがする

耳が詰まった感じがする 

自分の声が耳にひびく、耳がつまる感じがする、音がふさがって聴こえる、などの症状の場合について解説したいと思います。

 

例1 お風呂に入って頭洗ってから耳がつまった。

このような場合、耳へ水が入り、鼓膜の近くに水が溜まる場合、もともと耳垢があって水でふやけて耳栓したみたいになる場合があります。

綿棒などでさわると耳垢を押し込んでしまうことがあるので、症状取れない場合は受診すすめます。

 

例2 あるとき、突然耳がつまる感じがおこり、耳鳴りも始まった。

この様な症状が、2日以上続く場合は、なるべく早く受診を勧めます。突発性難聴、低音障害難聴など、早期に治療を行なう必要の病気のことがあります。これらは寝不足、ストレスが引き金になって起こると言われています。特に低音障害難聴の場合、低い音のみが悪くなるので、難聴として自覚しないことも多くありますし、めまいを伴う場合、メニエール病のこともあります。

 

例3 風邪をひいていて、よく鼻をすすってたら、耳がふさがる感じになった。

鼻の奥と耳(中耳)は、耳管という管でつながっています。この管は、耳(中耳)と外の気圧差を解消するための管で、飲み込んだり、あくびをしたときに、管が開いて空気のやりとりをして気圧差をなくしています。風邪や、鼻炎・副鼻腔炎のとき、鼻粘膜が腫れたり粘液が貯留したりして、耳管の空気の通りが悪くなり、気圧差が解消されにくくなり、その結果、耳がつまる症状が起こります。また、鼻をすすると、耳(中耳)の空気が鼻へ吸い込まれ、中耳の気圧がさがり鼓膜が奥へへこむ状態になり、悪化すれば中耳炎を起こすこともあります。基本は、風邪、鼻炎をしっかり治療することで改善することが多いのですが、中耳炎になった場合は長引くこともあります。鼻水がある時は、頻回にすすることはやめて軽くカムことが良いと思います。強く鼻をカムと、逆に耳管を通じて鼻の奥の粘液などが中耳に入り、急性中耳炎を起こすことがありますので、注意が必要です。

 

例4 急性中耳炎のあと、耳のつまった感じがとれない。

小児に多いのですが、急性中耳炎(みみがいたい)になり、治療で改善したのですが、その後、聴こえがわるい、あるいは耳がつまる感じがするなどの症状があれば、滲出性中耳炎を考えます。これも小児の場合、鼻の奥にアデノイドなどのリンパ組織があり、このような中耳炎をおこすことが多いです。また、ご年配の方も、耳管粘膜の萎縮、機能低下(耳管を開く筋肉)などで滲出性中耳炎を起こすことがあります。

 

 

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